インタビュー

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1988年の開院当初から予防に取り組み、町と共に歩んできました。

開院した当時、予防はまだ一般的ではなく、治療より先にお口のクリーニングをすることを患者さまに不思議がられたものです。しかし、まずは虫歯になりやすい状態を改善しなければならないと考え、患者さまにご理解いただきながら続けてきました。今後も、この地域の方々の虫歯や歯周病をゼロにするために、予防に力を入れていきたいと思います。

市が尾という場所で開業したきっかけを教えてください。

私は小学5年生の時に、市が尾に引っ越してきました。それ以来ずっとこの町に住み、小学校から高校までは、ここから通っていました。暮らし始めた当時は港北ニュータウンができる前で、町の様子が今とは全然違ったことを覚えています。
歯科医師になってからは、ずっとお世話になってきた地元で開業したいと思うようになり、幸いにも実現させることができました。開業した頃は新しいマンションが次々と建ち始め、若い方がたくさん移り住んできた時代です。お子さまを含め、ご家族で来院する方が多かったものでした。
今は、皆さまが町の歴史とともに年を重ね、私と同じ年代の患者さまが多くなりました。小さい頃から来ていた患者さまがご自身のお子さまを連れてきてくれることもあり、感慨深いです。

患者さまとコミュニケーションを取るときに気をつけていることを教えてください。

患者さまと接している時間が長い歯科衛生士が中心となり、たくさんお話をしながら治療のご希望をうかがっています。世間話や、時には悩み相談などもしているようなので、アットホームな雰囲気だと思います。院長である私は治療に入る都合上、ずっとお話に加わっていることができないのが残念です。

患者さまとの印象深いエピソードを教えてください。

かつて患者として当院に通っていたお子さまで、成長して、歯科衛生士として私たちの仲間になってくれたスタッフがいました。彼女は当院の歯科衛生士たちからケアを受け、「あの優しいお姉さんたちみたいになりたい」と思い、歯科衛生士を養成する専門学校に進んだそうです。今は子育てのために退職してしまいましたが、感慨深いものがありました。
また、昔から当院に通ってくれていた患者さまで、市が尾から引っ越した後も受診に来てくれている方がいらっしゃいます。中には宇都宮からローカル線で来てくれた方もいて、ありがたいことだと思います。

「楽しく通える」ということを大切にしていらっしゃいますが、そのために気をつけていることを教えてください。

歯科治療を「痛い」「怖い」と思っていたら、楽しく通えないことでしょう。そこで、患者さまがお子さまであっても大人の方であっても、なるべく痛みを抑えた治療をすることを大切にしています。さらに、そもそも痛い状態にしないため、予防に力を入れています。もちろん、コミュニケーションを多く取り、明るい雰囲気にすることにも配慮しています。

最後に、先生が考える今後の展望を教えてください。

この地域の皆さまを虫歯や歯周病から守るため、今以上にメンテナンスや予防に力を入れ、患者さまと末長いお付き合いをしていきたいと思います。そのため、患者さまが足を運びやすく楽しい歯科医院にする努力は、終わることがありません。